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執筆者の写真楽人塾代表 ふじたの挑戦

小劇場の可能性「歌」と「感情表現」



昨日は劇団四季の友人と小劇場の可能性について議論をしてきた。

普段はアラジンとアナ雪に出演している彼だが、役者、ダンサーとしても一流だが、

分析力は僕ら経営者が舌を巻くレベルだ。

プロデューサーになったらきっとすごいと思う。

僕は彼と話すのが大好きで、彼の「浅利慶太論」なんか本当に面白い。


僕は今年中に一つ舞台を完成させたいと思っている。

その相談を彼にした。

そしてそのプロジェクトを成功させて、

小劇場で収益化を実現できる一つのサンプルになりたい。

未来の才能ある子たちがもっともっと舞台で活躍しやすい環境を僕は作る。

100年後も愛される作品を作るんだ。

そのために、小劇場でも多少なりともお金にすることもできるという事実を世間に見せつけたいと思っている。


昨年10月の公演『三回目の黒猫』では、稽古代、出演料、本当に少しだが、役者の方々に払うことができて、ノルマを役者にかけることもなく、トントン(若干の赤程度)で収支を作ることができた。

通常、役者の持ち出しで作られる舞台で少しでもお金を払うくらいにできたことは、僕に今後の展望の明るさを教えてくれた。

もう少しでプラスにできそうだ。


さて、

なぜ僕が小劇場にこだわるのか?

一番の理由は、ここなら大資本の参入がないからだ。

大資本が入っても50人の客席では採算が合わない。

だから僕でも勝てる。


次に小劇場ならではの演出が可能だと思っているからだ。


四季の友人と話しながら、自分の考えを整理したが、

小劇場には低予算というメリットと同時に

他に4つの武器があると思っている。


①マイクなしで隅まで歌が聞こえる

②役者の表情が最後部座席からでも見える。感情を伝えやすい。

③客席いじりがしやすい(参加型にできる)

④セットを含めて持ち運びしやすい(地方巡業に向いている)


僕は圧倒的にうまい歌(大きな声のうた)が小劇場ではとびきり威力があると信じている。

また、泣いたり、笑ったり、喜んだりというシーンは、大劇場よりずっと、役者の表情が見えるので共感を得やすいと思っている。

この2つを演出の軸に置けば、大劇場の大規模予算のものよりも、大きな感動を与えることも可能だと思う。

劇団四季や劇団☆新感線やその他多くの人気劇団より感動させることができると思っている。


そして、日本中、まずは関東中を巡回して周りたい。

子供達にもいっぱい見てもらいたい。

そういう風になるように、セットも、脚本も、設計する。

最初からそのつもりで設計するつもりだ。


もうすぐ、僕の人生をかけた、舞台制作が始まる。

「歌」そして「感情表現」、この2つを僕がどう表現しきるのか、

楽しみにしていて欲しい。


間違いなく、みなさんの人生で一番感動する舞台にしてみせる。


そしてこの作品を100年後も上演され、愛され続ける作品にしたいと思っている。


お楽しみに。

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