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執筆者の写真楽人塾代表 ふじたの挑戦

面白いと集中の関係

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「面白い」の最重要な条件は「集中」だ


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五感のどこかに集中して考えを止める。その究極が座禅ということになりますが、そこまでしなくても、普段の生活のなかで集中することはできます。たとえば、昼食のとき。ただ味わうことに集中して召しあがってみてください。ビジネスマンの方は、昼食ですら仕事をしながらデスクでとっている方もいらっしゃるでしょうから、そんなことをしたら時間の無駄だと思われるかもしれません。けれど、ときにはゆっくり味わってみると、心がとてもリフレッシュしたことを実感できるはずです。お試しください。

小池龍之介


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さあ、絵本「りんご姫」

大安の今日13日からシン発売です。


いっぱい宣伝して1万部に近づけるぞ!


面白いとは何か? 楽しいとは何か?

これから素人軍団の僕らがクリエィティブに関わるなら

この検討は避けては通れない。

僕の感性だけで、これは面白い、面白くないとうジャッジをすれば

それはチーム全体としてのイメージ力を失っていく。

「面白い」という言葉の解像度をチームと共に上げていく必要がある。


僕の今の所の超雑な仮説の一つからその検討を始めよう。


面白いコンテンツの条件の一つは


●集中してしまう(はまってしまう)


だ。


集中しない面白いものはあろうだろうか?

おそらく、全く集中できないことを面白いと呼ぶ人はいないだろう。

だからまずは集中している状態を作ることが面白いコンテンツに必要だ。

集中するにはコンテンツ自体が集中してしまうコンテンツであること

そして、そのコンテンツを楽しむ環境が集中してしまう環境である必要がある。

どんなコンテンツが思わず集中してしまうのかを考えたい


1)知らないものを知れる

2)できないものができるようになる

3)自分に被害(勝負に負ける、殴られる、試験に落とされる等)が及びそうになる

4)自分に何か得(勝負に勝てる、お金になる等)になることが起きそうになる

5)笑える

6)泣ける(感動する)

7)人との繋がり(大好きな人の一挙手一投足等)

8)圧倒される(めっちゃ大きい、めっちゃうまい、めっちゃ綺麗等)


とか、他にもあるかも。

まずは自分が集中してしまうコンテンツの特徴を考えてみることから、

「面白い」の検討を始めてもいいかもしれない。

みんなが集中してしまうものってなんだろう?

このどれかか、幾つもの組み合わせになっているのではないだろうか?


そのことにお金を出すかは別として

集中してしまうこととは何か?


自分に被害が及びそうになるものって、すごい集中するよね?


今でも僕はその日を思い出す。


小さな部屋に100人くらいの参加者が押し寄せ

パンパンな状態になっていた。

そこで僕は、セミナーの講師をしていた

一生懸命準備し、みんなを喜ばせようと必死に話をしていた。

途中までかなり盛り上がっていた。


その時

床を1匹のゴキブリが走った


誰かがきゃーと言った


もうそこからは誰も僕の話は聞きはしない。

全員がゴキブリに集中した。


こんなこともあった。


地下室のような会場で話している時

僕の後ろをネズミが走った。


分かると思うが、

もう誰も僕の話に集中しなくなった。


あの日から

僕はずっと「面白い」とは何かを考えている。


ゴキブリやネズミが出るまでは

みんな僕の話に集中していた(つまり僕の話は面白かった)


でも、

彼らの出現と共の

みんな彼らに集中した(つまり僕の話より、彼らの方が面白くなった)


僕の話はその前後で変わったのか?

いや、変わっていない。

ネズミの出現以降も僕の話は同じレベルの内容だし、しっかり準備した、普通の話より、ずっと興味深い内容になっていたと思う。


それなのに、ある時点から、僕の話は「面白い」から「面白くない」

に変わったんだ。


同じレベルのコンテンツなのに・・・


つまりここで僕は重大なことに気づく。


コンテンツは同じ相手に同じ日時で見せたとしても

「集中」を破壊する環境により、

「面白くない」ものにあっという間に転がり落ちるということに。


面白コンテンツを僕らが提供するときに

重要な点が浮き上がってくる。


それは、集中できる環境を作ってあげるということだ。


その最高峰が「映画館」だ。


半強制的に映画に集中する環境を整えてくれる。

家で見る映画と、映画館で見る映画では

同じコンテンツなら全く違う面白さかもしれない。


小池龍之介は、五感のどこかに集中することを推奨している。

その究極が座禅であり、普段の生活でも食事の味に集中すれば心が表れると言っている。

「集中」は、人生を面白くするキーワードなのかもしれない。

座禅は集中だ。

だから面白いコンテンツと呼べるのかも。


さて、

ここまで話して

なぜ僕が絵本道を作ったのか?

絵本道を広めようとしているのか?


大体察しがついてきたのではないか?


僕が面白いコンテンツの条件として挙げた


「集中」


これを実現するために、

必死に考える中で生まれてきたのが

絵本道だ。


絵本というコンテンツに集中してもらうために編み出しのが

絵本道・・・


映画館はあっても

絵本館はない


ではどうすれば

僕は絵本に集中してもらう環境を作れるのか?


この話は次回に話そう。



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